[実験]カフェイン量は抽出方法で変わる?

[実験]カフェイン量は抽出方法で変わる?

こんにちは、デカートラボです。

「水出しコーヒー(コールドブリュー)って、すっきりしていて体に優しいイメージがあるけれど、カフェインの量はドリップと違うのかな?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、まったく同じコーヒー粉を使っても、淹れ方(抽出方法)によってカップに含まれるカフェインの量は大きく変わるのです。

今回は、実際に成分分析を行った驚きの結果をご紹介します!


🔸今回の実験条件

ベースとなるコーヒー粉を1杯あたり10g使用し、できあがり量160ml(一杯)の中にどれだけのカフェインが含まれるかを測定しました。

🔹コーヒー粉に含まれる元のカフェイン量: 130mg/100g

この130mgのカフェインが、淹れ方によってどう変化するのでしょうか?


🔸分析結果:ドリップ VS 水出し

2つの方法で抽出した結果、1杯(160ml)あたりのカフェイン量は以下のようになりました。

 

① お湯で淹れる「ペパードリップ」:89.6mg

🔹抽出条件: 粉10g/湯量160ml/湯温90℃/30秒蒸らし/抽出時間 約2分

🔹結果: 粉に含まれるカフェインの約43%が溶け出しました。

 

② じっくり時間をかける「水出し(冷蔵庫)」:129.6mg

🔹抽出条件: 粉10g/粉1:水12.5の割合/冷蔵庫で12時間抽出

🔹結果: 粉に含まれるカフェインの約62%が溶け出しました。


🔸なぜ「水出し」の方がカフェインが多くなるの?

「お湯の方がカフェインが溶け出しやすいのでは?」と思われるかもしれません。確かにカフェインは高温の水に溶けやすい性質があります。

しかし、今回のポイントは「抽出時間」にあります。

🔹ドリップ: 高温ですが、わずか2分という短時間で一気に抽出します。

🔹水出し: 低温ですが、12時間という長い時間をかけてじっくりと成分を溶かし出します。

この「時間の長さ」によって、低温であっても、結果として水出しコーヒーの方が多くのカフェイン(129.6mg)が抽出されるという結果になりました。


🔸気分やシーンに合わせたコーヒー選びを

今回の実験から、それぞれの特徴が見えてきました。

🔹すっきりシャキッとしたい朝や仕事中には: じっくり抽出されてカフェインがしっかり含まれる「水出しコーヒー」がおすすめ。

🔹おやすみ前や、カフェインを少し控えめに楽しみたい時は: サッと淹れる「ドリップコーヒー」や、当店の「ディカフェシリーズ」がおすすめです。

淹れ方ひとつで変化するコーヒーの奥深い世界。ぜひ、その日の気分や体調に合わせて、素敵なコーヒータイムを選んでみてくださいね。

※カフェイン含有量分析機関:一般財団法人 日本食品分析センター